好きでも嫌いでもなかったけど もう少し呼吸を聴いていたくて あの子が落とした自転車の鍵 鞦韆の向こうへ隠したのは 僕なんだよ 思い出して 後ろめたい 押し潰した...
仄暗い刃 酢漿草 脛を庇う 後暗い海馬 アダムとエバを騙る せせら笑いから鼻を弾く ?ぎ落したいくらいに...
豹変したhoney face 素顔見せたらそれで終わり 損壊するhappy days 僕の皮膚から爛れ落ちた 月影の夜に禍々しく照らされた牙は...
踵鳴らしてドアを開けるから 僕の掌を抉った爪は 零さないように強く握った言葉を落としてしまった 擦れたシャツの音が耳を咬む 汚されないように衝かれた肘...
タラッタッタッタ歌って 体ふわふわふわふわなんだよ 真っ青なスニーカー履いて climb up ピリッパッポッパ唱えて 宙をぐるぐるぐるぐる回るよ...
完成したのはこれじゃないみたいだね 感受性のない粒子は放棄したんだね...
あなたは今どこで何をしているのかしら 優雅なdinner それとも恋のまほろば 行き交う人 すれ違う人の残り香に...
あの時もう少しだけ強く抱きしめられたら 僕だって泣いたかな そっと離れていった手のひらに なにを置き忘れてしまったのだろう 悲しい物語を聞くたびに 誰にも心を開けなくなったから...
月の明かりを仰いで眠りに就くと 今夜あなたが私を迎えに来るの ガラスの夜空へ誘われて 光の線路を昇るの それは幼い日に見た絵本の世界 駅を降りたら煌めくランプを巡り...
涙じわじわ溢れてかくれんぼ 年中無休の寂しんぼは 恥ずかしがり屋の天邪鬼で ちょっと面倒くさい しゅわしゅわと音を立てて消えてゆく 君の大好きなレスカの泡...