僕は今日も君のもとへ向かうよ いつものバスに乗って どうせ今日も顔を合わせたって いがみ合うだけなのに...
空に浮かんでく 七色の言の葉の中で 唄うように 今日が刻まれてく 忘れたいこと 忘れたくないこと全てを 混ぜ合わせて 消え行く景色...
乾いた空気が今 僕らを包み込んで 曇り空がすうっと晴れていく ずっと迷い続けた僕に君はそっと 小さな魔法をくれた...
めぐってゆく季節を超えて 絶えず流れるメロディー 心澄まして 君を想えば 確かに聞こえてるんだ...
何度も諦めたつもりだった君との世界が 無造作に並べた日々に少し映り込んでいた 優しげな瞳が覗き込んだいつかの記憶は あの時と変わらぬまま僕を嘲笑うんだ...
「ありえないこと」 「できもしないこと」 全部ゴミ箱に投げ捨てた後で ちょっと思い出した 子供の頃無邪気なまま 君と語り合った 大きな夢のこと そして君のこと...
あきらめようとしてみるけど 捨てられずそっと隠した そんな淡いこの想いが君の笑顔で少し揺らいだ やがて消え去ってゆく君の姿を眺めてた それが小さくなるほど 傷は大きくなる...
狭い孤独の中に 独りで 閉じこもっている僕 誰も見向きもしないのに 群集の中には 僕の 心の声なんて 決して届くことはないよ...
いつもの風景を通り過ぎていく あの頃のように笑えない自分に気付いた 立ち止まることを許さない世界で 柄にもなく強がって ちょっと無理してんだ...
憂鬱な日々を積み重ねても 日に日に切なさが増していっても 変わらず僕の脳内にそっと...