渡り鳥の 行く先をふと思いながら 暮れ往くのは こないだより早い夕暮れ ...
線香花火がポタリと落ちてった 鼓動の速度が邪魔したから 満員電車があなたを閉じ込めて 挫けそうにさせてしまっても...
商店街の小道を縫って 右往左往と散ってハケて ゴミくさい高架下へ 七転八倒で滑り込んだけど 心拍数急上昇 絶望的状況の 僕らを救う者は居ない 現実的行動を 感情の隙間で 押し殺しながら...
とりあえず封筒を開ける 響く温度 弾ける何か 「苦しい」ともがく君の声 聞きなれた私を何処へ? 意味のない駆け引きがお好きならば どうぞ...
エプロン締め付けて臨戦態勢 迎え撃つお客は もう破裂しそうなほど ドアが壊れちゃいそうだ 早速お呼びの鈴が大合唱...
東京の波はずっと君を溶かしてる ゆらゆらと 溶かしてる もうちょっとだけでも すぅっと太陽の見えてる...
黄金色に染まりゆく旧文明 私だけを 取り残して アナタは最後に 一言「ありがとう」と ココロ奪い 消えて失せた...
ああ まるで鳥のよう 籠の中で今日もさえずるの ああ だから抜け出して...
午前二時 霧の中 高速道路を時速100キロのスピードで 向こうへと駆け抜けていく あてもなく 今はただ ...
見つけた未来の行く末 君を残して まだ 見えない時間を積み重ね 崩れたビルの向こう 待ち伏せた ドブネズミが笑う 影は灰色になって...