描いた朝を 繰り返し 塗りつぶし どうせ誰かの 焼き直し 二番煎じ ああ ただ 愛もない詩を 書き溜めて 閉じこもって 色のないまま 輪郭が 強くなって...
冷え切った土を 素足で踏みしめる あなたが眠る場所に 近づけるように 月明かりは 歌うように絶望を孕ませて あの声を真似るように そっと呟いた...
真っ白な雪が思い出させてくれたのは あなたのあたたかさでした 色付いた街 吐く息は白く...
きらきらと 青い炎 輝く ゆらゆらと 淡い心 ほのめく 愛おしい此の頃の色香に...
花吹雪 さざめ 散りゆく 募るは彼 巡り別れ 涙は枯れ 今はただ 心ともなく 声の 伝う 赴くまま 導くまま...
陽だまりで微笑む 小さく可憐な花 しゃがみ込み手をかざし 笑うと踏み潰した 空を泳ぐ ような君の瞳 もう二度と僕を見つめて 笑ってくれないの...