退路を失った迷路 平穏なんてとっくに消え去った 冷え切った命の吐き捨て場 交換条件を飲んで...
あいつが僕を指差すから ナイフで僕は刺せばいいの 判らないよ 継いで接いだ僕はどこまでが僕なんだろう...
ふらふらと迷い込んだ 独りきり投影の夢 しとしとと少しずつ 強くなる感情の雨 疑惑の街に放り出されて 猜疑(さいぎ)の目に晒されても 墜ちる西陽(にしび)を背に向けた 滲む君の名を呼んだよ...
つむじ風が遊んでは 青空も小さく笑ってる そう、気怠い昼下がりに 愛していた私のムックは死んだ...
寒空の下、孤独に身を震わせ 果てしなく伸びる道をただ歩いた 薄暗く薄汚れた冬の道を かじかむ手を温めてただ歩いた...
猜疑 分かんないよ 君の嘘さえ 連鎖 こなすんだ 決められた動作 甘美 誘ってんだ わき目振りつつ 深化 潜っていく 意識の底に...
簡単な言葉で切り取った未来も既に砕けて 憂悶の海に沈み込んだ破材とこの身体 永遠の僕を見つけ出してよ 穴の空いた肺では息もできなくて...
煤だらけ 錆びた駅 曇天 湿る空 帰りの電車なんて とっくにないと気づいていた 「愛されたい」と呟いて 線路沿いを歩く 役立たず踏切の前で立ち止まる...
月の浮かぶ夜 落っこちてきた 天使のような小さい身体で 抱きかかえた君、目を覚まして言った 「早く逃げてここは危ないよ」...
CAN I DO IT? ( YES, YOU CAN! ) CAN I DO IT?...