今から言うことは 全部が本当のことだよ 砂糖はしょっぱくて 塩はとっても甘い 冬は汗ばむ季節で 夏は凍える季節で ...
闇が眼を見る 眼を見る 眼を見る それはいつかの確かな現場 闇が眼を見る 眼を見る 眼を見る 顔を上げても 行く手にアンダーグラウンド...
個に宿る魂よ 答えてくれ 聞こえるように 誰もが味わうのか この感覚 無の記憶を くすんだ空を眺めていても...
あどけない彼はいつの間にか腐ってた 息を吸うごとに譫言が舞う まだらな視界を埋め尽くす茜色は...
永遠のような夢をさまよって軋んだ心では 鈍痛に響く幾多の悲鳴を押し込められない パッと消える怯弱な愛に縋ってはまた傷になる...
それは期待外れの魔法の種 とても馬鹿げてる あの移ろう感覚は リミット付き玩具でした...
哀悼の網膜に まだ焼きついている光は 静かに傷口を 抉るナイフのようで 曖昧な刃先の 酷く品がない言葉に、 いつだって僕はそいつに怯えてきたんだ...
マッドな夜に落ちた とってもプアな頭 三月の雨は とても冷たくて さっそく針のむしろ...
潰された私の体躯は酷く脆い固形と化して 音ひとつしない市街地で忌々しい不祥を呪うのさ 道徳の向う側であなたは吠えている 淡泊な言葉の裏側が透けているよ...
もしも僕があとほんの一握りの 勇気を振り絞れたなら 悲しすぎる偶然を前にしても 迷わず立ち向かえたかな...