永遠に支配赦さぬ 薔薇があるという 穿つこの世に 凛と瞬く 薔薇があるという 夢に急ぐ日々 息を継ぐこと無く 手にする刃 時に朽ち逝き...
散り急ぐ艶は 人知れず咲き初め 汐合いの風に ただ一度揺蕩う いつの日か貴方も 去りゆくのでしょうか...
螺旋に巡り 舞い堕ちる花弁 幾度となく咲き誇り 時を記す 囁き交わす 淡い莟たちは...
慣れない宝石よりも やさしいやさしい 気持ちでいいよ 言葉にならないならば...
"涙の彩(いろ)に 染まるのなら 黒く羽撃(はばた)く 星になろう" 祷(いの)りを胸に 絡めあうささめき 蒼い痛みに滲む 夢の輝き 秘めた煌めき 咎められた恋の 落とす瞬き 教えてください 貴方の希(ねが)いを 繰り返す愁いを 教えてください...
降りないね 降りないね まだ夢見てる 動けない 動けない 刻(とき)の欠ける夜 君の言葉は 焦り過ぎる 紫煙燻(くゆ)らす 猜疑心...
星空見上げて 数えた願い 大きなものばかり 欲張っていたけれど ゆずれなかった しあわせ...
愛してください 限りある愛だとしても 枯れることのない涙...
独り旅行く物語 貴方にも響くのでしょうか 宙(そら)の深さを 思い見ることなく...
こんなはずじゃなかったと 悔やむだけの毎日に もどかしくて 目を閉じては 潮時だと 肩を落とす...