ああ 無音が 僕に響く 風に触れた 意識の中...
そよぐ風に抱かれながら 幼い日のように見上げる空 かけがえない想いたちを この胸に抱きしめる...
青く 霞む空 朽ちた 風の色 崩れ落ちてく 遥かな 残響 願う この胸は 儚い 水晶ね 鏡のように 哀しみ 映すの...
からっぽの鳥かごは 昨日の旅立ち 朝焼けの中 さよならを告げた 目覚めたらまるで別人だわ 毎日 新しい 懐かしい ふたりがいるね...
いろ褪せた頁(ページ)の記憶 瞳閉じれば蘇る あどけない少女の祈り 羽ばたけよ 希望の空へ...
名もない夜 闇の深さ 持て余す 唯ひとりで 安らぎなど置いてきたわ 星明かり 頬照らせば...
淡い波に さらわれながら そっと そっと 消えてもかまわないけど まだ残る 気持ちはどこかへ...
渇いた風に叫ぶ 自分らしさって一体… 何なんだろう? 夜明けを探しながら 目を閉じて問いかけた...
記憶呼ぶ 無音の鐘 何度鳴り響けば あなたに辿り着くの 切なさは 止まらなくて 心に潜ませた 扉の鍵を開く...
澄んだ罪を映しながら 降り注ぐ記憶たち 強がっていたこの心は 折れてしまいそうで 甦る遠い日に 笑い声響けば 還れない 胸に描いた 翼広げ...