失ったつもりなどない 幼い日の大事なもの 気がつけばどこかに落としていた...
朝目が覚めたら待ち合わせ時刻から2時間経ってるし 洗濯物干そうと窓開けたらビビるくらい雨だし お風呂に入ってる時に宅配来るし...
いいオケとか感動する歌詞とか そう容易く書けるもんじゃないよね 「あのチワワって揚げたら美味いのかな」...
でっかいセミの死骸の脇を通る時みんな 「絶対生きてんだろ」って疑うよね 後ろ指をさして誰かを笑う人ほど...
閉ざされた空 道行く人 皆俯いてる 悲しみの世界に 救いをもたらす者 求めていた たとえ君が英雄じゃなくても...
ああ くだらない全部 見飽きたスタンス 同じ顔して...
振り返るとそこに酷く虚ろな影を見る 寄せ返す吐き気の一歩後ろから覗いている 塗り替えるペンキとどこか悲しいファサードに...
戦うこと忘れた戦士は 雨粒に背負ったもの流した これで赦されるはずないことも...
竜の眠る森 遥か遠い国 木々は手を伸ばし やがて陽を隠す 人は骨となり 命紡ぎゆく...
始まりの感覚 諧謔的モノグラム 未完成のパズル...