面を掛けて朧に舞い 五月雨と現に消える 八千代に織り成す交わりは 鬼を呼び蛙を増やす...
とある小さな村に 白き髪 白き肌 男の科学者がいた 病弱な 彼 助ける妻...
夜空覆いつくす 煌く星たちは その美しい賛美歌を 聴かせてくれる...
あてもなく歌紡ぐ 風に道をゆだね遥か 遠く流れゆく雲 遊戯奏でる声...
儚い言葉ね 「迎えに行くよ…待っていて」 時を重ね 季節が巡っても、まだ...
滅びゆくIOの箱庭 私は還る 大樹の根に 紅く燃ゆ黄昏が 今...
黄昏。光が消えてく６時 煌めく水滴 雨上がり 重なる色 大気圏。突き刺す屑鉄の星...
ひらひら 胡蝶は舞う 君はただ 空を仰ぐ ぜんまい仕掛けの心臓で 軋む針の音 ひらひら 夢現に 空はただ 0を描く...
さようならと嗤ったのは 歪に繋がれた記憶 鮮血に染まる殺意を 満月の裏に隠す 滑らかなビロードめくり 盃に満たされた毒...
煤けた ありがとう 中身を拭えない 私 頭悪いのよ 君の常套句さ 嗄れたドアの音 何も居なくなる...