今日も昼間から見下せる相手を探すのに無我夢中で 見つからないよ、と困ってはまた手を差し伸べられる 「ボクでいいかな」とか、その大きな背中が気に食わないの・・・わかる?...
関わった少ない戯れに 立てた中指を切り落とす 記憶の中は偽名だけ...
あーわたしーはー とりにーなりたぁい くーちばしぃでー...
高い空から降る輝きに この眼は酷く痛むんだ 慣れないものを見たせいなんだろう...
音のない 眠りの森で ただ上を見上げて 「おやすみ」幸せを待ってた 現実は 空回りばかり...
遮るものの無い 鮮やかな空の色は あなたが 私に教えてくれたもの 美しい風景に瞳を閉ざして...
勝手に整理をされて踏み出していく その一歩は 何故か子供の時より ぎこちなくて そんな風に生きてて 一体何が面白いのか...
身動きが取れない 食いつぶされてく 薄気味悪い笑顔に見える 病でも拾ったのか 小さく思い出した 誰にも分からないように 世界を抱く程に見えた 君の声とゆがまない笑顔とを...
朱く染まる空を想えば 私の中また蘇る 触れることも知らない侭に 人に摘まれ消えて行く花の記憶...
振り返るほど艶やかな 朱色に濡れた唇と 乙女のように散らされた 頬の紅葉に爪立てて...