淡い風 とおく光る道 どんなとこ 続いてるの 鳥たちが唄う 花の歌 しずかでいいな...
甘い昼 お楽しみの手 帰らないあの子の歌 口封じておいて...
廃世、乖戻、異教徒 立つ鳥はまだ 地を這い回り 理想を咽喉に詰まらせ 教令、常道、回廊 ヒトを数えた...
だってほら 聞いたことくらいあるの 飛んでった正体 まるで新記録 自慢する様な...
午後六時に囚われた 可哀想な君を見た 合わせ鏡 作り物...
雨音にかき消された言葉 届かなくて離れていく距離 何気なく振り向いた時に...
目には見えていないけれどぼくたちは引かれ合う。反証不可能なだけで此の世は死んでいる。 主義主張違ったとしても余さずに分かち合う。前倣え絶対論に血反吐。何時か見た可愛い子の 名前は秘密。相互公平で食べていくには不可欠。心情なんて考慮はしない。御互い斬捨御免が...
ふらふら漂ってます 不埒（ふらち）な声の甘い誘惑 未だ見ぬ本当の恐怖は あなたなんて見ていない...
「花一匁 アノ子ガ欲シイ」 赤眼の忌子 小さな手を引かれて 百代の過客 うたた寝の中で 色を貪り 雨に濡れて悦楽...
研ぎ澄まされた 禍風（かぜ）が吹きぬけ 幾つかをぼくは ともだちに宛て ?夜（よる）が降りて來る ?夜に降りて徂く 月魄（つき）とアラベスク...