もういいだろ あんたはひたすらあんたで在り続けた その苦労もただ値踏みされる事態で...
夏の残滓 虫が鳴く河川敷 夕の帰路 烏が飛び立つ頃 雨を待つ。 別れは夏のゲリラ ...
この世で綺麗なもの以外認めることができない君だから 矮小な自分を押し殺す僕を「病気だ」とせせら嗤うけど 飽きもせずに何千回もただ、同じ日々を繰り返し続ける...
パッパラパリピになって呑みすぎて ハットトリックをキメまして 次の日に思い出す...
夜を待っていた 傷が癒えるまで ビルの影で息をひそめて 気づかなかった 油断していた...
この街置いていたのは 価値も変わらずトリミング 君の選ぶ言葉で僕は生きている...
本当と嘘はどっちがどっちなの? さまよい続ける ミギ ヒダリ 蔓延した甘い毒...
情状的に想いは心地良さとは違う痛みだけだ 上書きしてしまえば空っぽになった人形のようだ あの夏の匂いも空の青も全部大嫌いだ...
青い空模様 光る氷の化粧 心の中 沈む景色 いつまでもこの道を...
夜もすがら荒んだ藍と灰の隙間 閉め切った瓶の奥底には 黒ずんだ砂糖とオレンジ色...