降り注ぐ光、遮られた 無いもの強請(ねだ)りの 欲望 愛してるなんて 簡単に言うけど 言葉は何時も 上辺だけだったり 君が私を支配している もう苦しめないで下さい...
孤独化す思念場 百の縦並び 鬼たちが混ざって 背後糸垂らす 鳥滸がまし理想論 口だけは達者で...
研ぎ澄まされた 禍風(かぜ)が吹きぬけ 幾つかをぼくは ともだちに宛て ?夜(よる)が降りて來る ?夜に降りて徂く 月魄(つき)とアラベスク...
行き場所のない人が 笑って爪を剥いだのは 当て付けなのか 分からないけど...
夜空 月が光る真夜中 獣たちの唄が聞こえる 森の中に響く鳴き声...
大通りから逃避ついで 鵙への小さな土産ついで べたつく大気に紛らわせ...
寄木の匣 斂める眼 雨衣の薄い胸には お乳を欲しがる指が...
流る 流る 彩ずる時を ただ ただ 飛ばず鳴かずと 花は 淡く 暮れど世に経(ふ)る 枯れることも忘れ...
(リン、レン、二人) {ゆらゆらと揺らめく陽炎は 冷めた目をしてるんだろう押し殺す気持ちに負けそうな 行き場を失くした子供達} 他愛もない大人のわがままに うんざりしてるんだろう灰色に染まった街並みは 決して戻らない歪んだ世界 {打ち立てたルールを変えちゃって 悪巫山戯が過ぎるだろう曖昧なレールを敷いてって いつになれば気が済むのか?}...
宴会へようこそ 役立たずの有象無象 行儀の良い憤怒では何も伝わらぬ! 生命とは脆弱で 終局に餐まれ往く...