片目の少女は 黒い渦の底で 呼吸を止めた 鈍く刺さる闇の中へ 夜を微睡む 揺れる絹糸...
ただだるいだけ 鉛のような引力と さよならだけが 頭の中ずっと空回って 空回って...
黒く染まる虚無の海へ 遙か彼方くるり進む 祈る言葉...
テレビの向こう側 ショウタイムの幕切れ 笑顔で引鉄を弾いたラストシーン 僕はまだ知らない あのクイズの答え...
風が吹き渡り 心を満たして 初めてキミの 瞳を見た 希望の言葉は 空へ舞い上がり...
たとえ錆びた翼でも愛してくれますか? 深い海に眠るメッセージ 新世紀なんて知らないよ...
拾い集め抱き寄せて ひとりきりで口ずさんでた 夢の終わり追いかけて イヤホンの宇宙に...
もしも願い叶うなら 夢醒めた朝の 端っこを噛み締めて 毛布をだきしめて...
白い域の空白 頭の中からっぽ 破り捨てたあのページ 黒い文字で埋まった いらないならどこかへ 切り離して刻んで 自分勝手にまたほら 新しい紙手に取った...
遥か 遥か 遠い空へ 向かう列車に乗って 彼方 彼方に 光る星へ 向かう列車に乗って...