ああ 煩いな 朱色のガラスに ヒビを入れた 昨日は 激しい 火事が起きたんだ なんだか 夢の中に 大事なものを 忘れた気がしたな...
目覚ましをかけずに起きた朝はもう12時まわってたから 白い雪 いつの間にか雨で汚されてた 明日やろうと思って残した課題の山は見えないフリ...
久しぶりのこの町は どこか物憂げな空気 気づけば雨が雪へと 涙を拭いていた...
あぁ、胸の声が桜色に染まる 君をずっと見つめていたいだけ 空は晴れて少し悲しくなる 君をずっと離したくないのに...
放課後の教室で君と二人で これからの予定でも計画しよう 都合よく上手くはいかないもんだ...
今にも壊れそうな 凍える闇の片隅で 雪のような蛍火ひとつ彷徨う 夢を亡くした者たちが 無慮にあふれる時代で あきらめない強さだけは何も...
降り続く雪がそっと二人を繋ぐよ どんなに離れてても いつまでも いつまでも 待ってるから...
木の葉ひらひら 色めく山の端 今宵も 木犀の香がはためく 闇に溶け入る美しき君の 嗚呼...
A1 門扉花雪 踏月輝 繍閨弄剪梅 心事擾梦碎...
愛しき君の影は 今は月にあり 月の影を追えば 月の影 逃げていく...