かつて大空を舞う翼に憧れて 小さな世界、全ての人は自らの羽を望んだ やがて長い時を経て作り上げた空を飛ぶ街...
赤い靴に誘われ 黄色い煉瓦の道を辿る 目指すは女王様のお城 ティックタックさかさに まわる時計 リルルルンルンラン 響くオルゴール...
ある晴れた日の 畑のそばで 秋野菜を売る 男が一人 「そこ行く小粋な お姐さん 私の野菜を 買わないか」 「あら あら あらら 立派ななすね 色・艶・形が私好みよ」 ある秋の日の 畑の前で なすを売っている 男がいたよ...
静寂の森の奥 佇むはその館 メリーゴーランドは回る 輝ける寿司のせて 烏賊 蛸 海老にトロ 鰤 鰯...
歌うことで目覚め出した 心を支配する声 制御できないままに わけもわからずちやほやされ 恐れと妬み渦巻いて 壊れてゆく幸せ スケッチブック抱え 逃げ続けたあの日のわたし...
呪いと魔法が混じった 愛の艶かしい奇跡 とりのこされた少女 さくらはかけてく 軽やかに ここからだして愛しい あの人はどこ?私は桜 枯れてしまうわお願い あなたの体貸して...
藍い鳥はヴァイオリン奏者 弦を片手に ひらり ひらり 何も書かれていない招待状 それでも場所は分かってる...
LadA Siina Ava idda Lada feA Sarderii Da RehE LadA Siina Ava ija...
魔女は火炙りに 人魚は泡沫に 向かうべき結末はいつも何かを犠牲に この夜が覚めたなら 泥の沼を這い出て...
鮮やかに彩られて 朽ちゆく華の様に ぬばたまの夜の闇に 溶けゆく月の様に 独り揺らした盃に映る空に...