灰色の月が昇る 色彩は失われていく モノクロの街が 今日も動き始める...
独りきりでいたいの 誰にも気づかれたくはない 名前なんていらない 生まれてこなければよかった...
紡いでも伝わらぬ 思いなら そっと、解いてみよう 一言だけ 届けばいい そうだ、飾りなんていらない...
長い長いこの坂道を登れば君の家が見える 自転車を押す横顔が夕焼け色に染まってく 一歩踏み出したいのに いつもと同じ別れの時間...
傘に降りそそぐ雨 ぽつり、ぽつり 鼓動をを乱す 心をノックする...
見上げた空 汚い色 私を沈めて 何も届かない場所へ ああ あなたが 手を差し伸べても...
なんにも覚えちゃいない 同じような毎日を ひたすら食い潰ぶす プライドや拘りさえ...
雲が流れてく 風の声に耳をすませる 僕らのちっぽけな 命が今日も終わってしまう...
「世界は僕なしで回ってて」 「僕は世界なしじゃ生きれない」 この唄は、赤血球の唄。 君が千切った蝶の羽...