星の瞬く夜に逃避行 見失って 壊れ去って しまうくらいなら 何処までも飛んで行けアゲハ蝶...
幾千の兵の屍越えて 我が前に躍り出た 穢れ知らぬ『蝶』 戦場を舞い踊る翅は希望 残さず握り潰そう 飛べない様に...
山の端 月は満ち 息づくあなたの森 夏草浴びて眠る 愛(いと)おしい 横顔...
刹那の静寂が ひらひら 閃く 飛べない羽 五月雨が 揺れる 揺れる...
なんか今日は飲みたい気分 テーブルの下 手つないじゃお 終電まであと五分でも 迷う事無くカシオレ頼んじゃう君は...
首筋に或る痛み 「あたしと居る証」 君が見せたメロウな感情 「ほら、少し蝶に見える」...
(あっそーれ!) (えんやこら えんやこら えんやこらこらせい) (えんやこら えんやこら よい よい よい よい)...
ほら夜市の夏 パッと水中花開く 案の定ぼくら"人間"の才能ない 知らん家の庭横切る蛍 からかわれている?...
目と目を合わせ呼吸を合わせたなら 今夜も夜伽噺をするわ 惹きつけられたその魅力に抗う 術など持ち合せてはいない...
静かなる 森の中 肌寒い風が 私の頬を刺して 溢れて来る 不思議な気分 今 時間(とき)と夜と夢に導かれて...