若葉なびかせて 風は空まで運んだ 天に凍える金の月 見下ろす世界は色も見えない 乾く掌に 淡き花びら包んで...
一番下の引き出し 奥底 仕舞いこんじまってた 一張羅(いっちょうら) 久方ぶりに 袖を通せば あれよ あれよ ひらひら舞うよ...
華と散る夜話 唐衣召す たまゆらの 伽羅 ひたひたと...
白髪の亡骸を 虚空に捧ぐ 気泡の浮かぶ 腐海の奥で 未だ彷徨える 精神(こころ) 朽ち果てた楼閣を 目の前にして...
「あーはっはっはっはっ!さぁ、跪くがいい!」 むかしむかしあるところに 戦国乱世の唯中で...
「シノ:桜の花言葉を知ってるか?」 「スズ:聞いたことありません。」 「アリア:教えて、シノちゃん。」 「シノ:豊かな教養・高貴・清純!」...
羽のない蝶の群れ 葉の朽ちた深い森 風の音が 花を憂う道 断つ糸をまた結び...
紅い涙 流す女が 居ると言う どんな恋に 汚(けが)れなき胸 痛めたのか 淡い 幾重の衣 脱がすよりも 心縛る 想い出 ほどきたいね...