月灯りで貴方を待つ 絶望が満ちてゆく 闇夜 何かに怯え 逃げ出すように 貴方を探し暗闇を 彷徨い 貴方に捧げる この薔薇の花束 私の思いで包んで...
ソーダ水の中 はしゃいでる 思い出たちにSay Good-by 新しい季節が始まる そんな予感するの あなたに...
強い光に 撃たれたように 心は揺れたよ 君を知って そんな君の 明るい瞳に 涙が溢れる それが僕のせいなら...
嫌いだなんて言わないで 纏う微熱 湿った声 ちぎれなかった 切符のように...
感情のままに歌うだけ 今きっと 霧の中を空ろう蝉のように 灰色の街で歌うだけ...
何処にあるの？ ひといきで すえないほどの あの花束 私だけ 探し回る 覚えている 鮮やかな...
人混みは嫌いだな 誰も知りはしないのに 簡単に ああ簡単に 往く手を進っていく 街角の街灯が仄かに目を赤らめて 単純に ああ 単純に 真昼を呑み込んでいく...
間怠い水車 回っている 赤い川の一艇で 仰いでいたんだ...
追いかけて見上げた後ろ姿 振り向いたあなたが笑う 差し出された手を握りしめて...
ふ、と過去を思い出す 初夏の光 草の匂い さらさらと流れていく...