天から舞う花のように 牡丹雪は降り注ぐ ツリーの天辺で煌く 白く眩しい星は…… その日誰もが祈った "Merry Merry Christmas"...
風に戦ぐ木の葉 空に舞い上がり 紅く色めき 一年の巡りを告ぐ 宵の静寂 語り合えば眼伏せ...
「気付いて」 覚えのない悲鳴が聞こえて 君はもう泣き出しそうだね 救いのない未来を摘み取ってしまう...
撫でたら つんざかれて 彷徨った 彼女は 柔らかい 嘘吐く ラジオが デッドビート...
男の悩みの八割は 女に関する悩みです 女と今すぐ縁を切り...
午前2時の 等圧線 まるでそれは パズルのようで 落ちて回る 外圧線 きっとそれは 夢の終わり...
ほんとうのさいわいをさがす 甕（かめ）の縁へ爪はかからぬ リンゴの痛みも消えてゆく 顫（ふる）える手で丸を書き込む...
浮世の 空よ 月夜に 舞い散る紅の花弁 夕暮れ時に 姿を隠したあの子 母と二人で 肩を並べて宙ぶらりん...
宵や 良いや 今夜は 縁や 宴や 祭りさ 化かし 沸かし 騙し合いや 錆びた 寂びた お城は...
果て迄行こう 積み上がる業 目の前で崩壊する栄光 栄養失調で眩暈する現状 此れが正常 誰も来ぬ様 施錠 自分ばかりと気分下がり 見詰める鏡 灯す篝火...