ね、 情の在るものを創りたい でも何故だか無機物しかできない...
雨あがり青い空広がった 雀のさえずる朝 窓を開け肩の上流れてく 四月の爽やかな風 半袖にカーディガン腕通す スニーカーに足入れる ドアを開けあてもなく歩き出す まだ寒い朝六時 雨に濡れたアスファルト 明かり消す街灯 夜明けの街 新しい一日が始まる...
悪漢ベヰカーストリヰト雷雨 七つ道具は質屋へ 悪路井戸落とされ探偵がまた一人姿を消したといふ 綾なす辻のAlice側 横溝掃除は江戸川か...
退屈すぎて死にたいな 寂し過ぎて死にたいな 腹たちすぎて死にたいな 豆腐の角で死んじゃいな（？） 夢見るサカナは死んじゃった？ 大志を抱いて消えてった？...
聖母なる蟲のまねび 葵八花の破鏡 茘枝を口にしたら匂はれる戀の鬼啖...
広東、北京に四川に上海 今宵のディナーは何にしよう。 ああ、なぜだろう ドキドキ止まらない...
ブラックボックスに入れるのは 賛美歌だけ 傾いた平均台は霞んで…...
織り成す彩紋は まるで万華鏡 百色の景色 流れはスローモーション 動き出した時計は とても悠長 緩やかで 嘲る言葉ですら 何も感じないよ...
「明日もまた会えるね」と 笑ってた心の 徒桜（あだざくら） 花霞 煙りたつ彩（いろ） 誘（いざな）われ 辿りついたら 花影は 水の紋に 揺れて堕ちた 温もりを 伝えあうように 開く 桜（はな）のように...
地球の平和守るため 仲間の自由を守るため オレは明日を捨てたのさ 無涯のはてに熱雲か...