囁く風の声（ネ）の旋律（シラベ） 時雨（シグレ）の心を攫（サラ）い過ぐ 透かした紺碧の空は 桔梗色に変わるの 移ろう幻は 赫焉（カクエン）として出（イ）づ 寄り添える追憶と共に巡らせ...
濡れてるベンチ 虹の下 太陽ほのかに 光った 弱々しい温もりは揺れて...
メロンソーダの 炭酸みたいに 何となく なじめなくて つらかった過去（きのう） 思い出すたびに 消えちゃいそうだよ...
遙かなる時空（とき）を越え 邂逅（めぐりあ）う人よ 君だけを ずっと 探し続けていた 幾千の悲哀（かなしみ）に 崩壊（くず）れそうな時は 刹那（せつな）さが止まるまで ここにいるから...
＊ねえ 朝が来るまで 恋人と呼ばせてね 抱きしめて 踊りたい その胸で… Please, let me call your sweetheart わがままを 叶えてね...
土砂降りの街に走る稲光 かき鳴らす雷鳴 それはサステインの跡を残して 震える窓枠に雨粒撃ちつけて溢れる感情の様に… 響くは雷鳴 深呼吸を一息...
地上に線引く 神の一筆（ひとふで） 夜明けの静寂は 何処へ雪崩れる 激しく脈打つ 胸の羅針盤 導く先は 空の果て...
夜に はりら ひらら 花落ちる 海のランデブー 時 生ける灰こぼしてルラッタ...
曇りなき その刃紋宿りし 気高さを見止む （内なる身に まみえて燃ゆ） 絶えず流れる とまどい迷いを 振り払いし時 （潰えて成す 卑しき澱）...
戦が終わり荒れ果てた町を 一人の騎士が歩く 彼は誰より戦果を挙げた...