柔らかな指が触れて溶かす 閉じた世界の果て 暴くため 誰も見た事ない領域（ばしょ） 捕まえて抱きしめて...
愛されていたのは 君じゃなくて 僕自身さ 声の聞こえる方へ ひざまずいて 空を拝む 紅錆びた色 死にたがりのピエロは 化粧もせずマヌケ面...
棘がないとやってられないの 少し離れて居てて欲しいの きつい言葉を流し込んで...
今宵、満月の夜の お話ひとつ、結末知る者達へ 紅沙羅双樹の香る土地 今は昔の物語 人里離れた三千里、こっそり暮らすは角持つ男...
静寂破りて風吹き荒ぶ 尾を引く光 流れ落ちてく 闇夜は染まり 空は焦げ付く 紅の河 揺らぐ炎...
見つめれば時が止まる 誘えばあなたが微笑む 報いと覚悟を背負い 最期の歌を謳いなさい...
凍てついた街に 響く慟哭が 暁の空に 涙雨を降らせた ☆紅に染まる 黄昏目指し行く 宵闇色を纏う 旅人よ何を見る...
朝露の 消える窓辺に あなたはもう いなかったの 読みかけの 本のページ...
『人間か、憔悴しているな』 『これも生けるものの連鎖、我の血となり肉となってもらおう』 「…どうせ貴様の血肉となるなら、ひとつ話しを聞いてくれないか」...
巫女服纏ってチラリと魅せつけこの感覚を奪ってしまってよ ひらひらりと翻し 心にそっと魅せたのは つつまし胸を包んだ 白と紅纏った理想郷 （だめだめ） ふくよかも （だめだめ） きれこみも ...