見せて隠して秘密の金魚 知らないよと孤独のつがい 私が隠した秘密を見せても構わないよ だって私たちは「友達ナンダカラサ」...
都会の音が流れ込む休日昼下がりの 憂鬱だけが押し寄せる広くなった部屋 二つずつ揃えて並んでたカップも首飾りも...
無菌室の連鎖反応 耳に残るドローンの響き 少女たちは贖罪 求め...
モノクローム僕の目には なにもかもがきっとそうだ 揺れて動く寝れないだけ 時計の針逆さ回り...
記憶の扉 ドアの前で 触れられずに 後ずさった 弱虫のままの昨日までは...
世界を埋め尽くしたガラクタを 噛まずに全て飲みこんだ 伝えたい言葉 ぼくの想いも 言えずに全て飲みこんだ...
箱の中一人 錆びたネジ巻き 誰かの手の触れる温度...
一人掛けで座るダイニングチェアーの脚の擦り傷が モニター越しの笑顔の幕間を こちら側に引き込んだ パパとママとパパのおしゃべりは 午前二時の隙間まで...
<※冒頭のヒント> 突然ですが皆様方に文章を読み解くヒントです 最後はしっかり考えて下さい冗談抜きで...
蒼い月の陰をわずかに伸ばして 硝子越しの檻へ荷物を詰め込む 箱の中は何も見てない知らない...