光りだす何か モノに紛れて 探し出す在処(ありか) 飽きるまで 暴れだす意地は 黒に塗れて 曝け出す意思は 恥じる枷 異才かつマニア 外にはみ出て 怒りマーク 私話始めちゃって 離れだす日々は 雲に混じれて 奏でだす異味が 味でちゃって...
暗い迷路の中を 歩いてきたんだ 行くあてを言葉にするなら 子供の頃に見た空へ...
窓際の猫が 「幻覚(ユメ)だった」と嗤うの わたしは鈍色の...
蒼い天井 手を伸ばした 何もないなら 名前を与えよう 虚無に描く絵空事で 信じる意味を書き換えていく...
銀色 欠けた月の刃が鋭く 霞んだ夜を裂けば 幻想(ゆめ)と現実(いま)との揺らぐ音 一際に瞬く 強い刹那(ひかり)は 旻(そら)を時を超えて この目をただ満たすため...
弛[たゆ]まずに続く時の最中 その物語は始まり終わる いずれ咲き散る花の記憶に 映り溶け込むひとときの夢 儚さばかりが 絶えずに注ぐ...
果てしなく伸びる樹の下 広がった枝を見上げて 甘い果実(み)が落ちてくるのを 口を開け 待っているだけ くだらない噂 真に受けて 唾を吐きまくるドンキホーテ...
カラフルに染まった 透明な箱の中 弾かれるようにして 私は隅に居る ふわふわ ふわふわ 飾られてばかりの (ラ ルララ) シャンティには負けないわ...
銀色の羽 蒼の空の下 箱庭のよな僕の町 あきらめてたの風が吹くまでは 求めるままに腕を伸ばして...
ふと 振り向いた ココハドコダロウ ぼくらの歩む先は どこへ続くの?...