宇宙を漂い銀河の果てまで辿り着いてさ。 夢見る人々、富と名声を探し求める。 サビ付いた船は悪意を孕んで動き始めた。 何も知らない人々はやがて、カギを見つけてしまう。...
憂と鬱を 食い潰した私は 暗く狭い 箱庭に憧れた 爪先で忍び込み 手探りで歩き出す 人生を一握り摘みこの街へ...
月に吼える その姿気高く 銀の瞳輝かせ 絶望の地を 駆け抜く 閉ざされた箱庭...
ただあった、でも取り出せない頭の中にあるはずなのに。 どうやらその気にさせているようだ。 まるで無いものを欲しがる子供のように...
魔法が解ける前に・・・ 君が教えてくれた あの展望台から 大好きな町並みを 眺めていた あの文具屋や あの駄菓子屋であった...
りんどん、響く祭囃子に りんどん、歌い踊り明かせよ りんらん、踊れ岩戸の前で りんらん、妖し宴は始まる りんどん、踊れ諸人達よ りんどん、乱れ踊り明かせよ りんらん、響くこの歌声に 導きたもれ...
古臭い景色を ただ見つめてる そこは色褪せてても 不透明な箱庭 距離感さえも 移ろっていく 目蓋に見える様な 光遠ざかってく...
構築された絶対聖域は暗く閉ざされた母で 太陽の光さえも届かない、コキュトスの箱庭 この記憶は作られたフェイク プラグで転送られたデータ 禁忌の手により造形された最終兵器はどこへ消えた?...
無限の暗闇で 只一人佇む 残酷な真実を 目の前にして 蒼く澄んでいる 君のその瞳は 静かなる終焉を 私に告げた...
遠く 降り続ける雨 貴方と 僕を濡らしてく どうか 晴れますようにと きつく 目を閉じて・・・ 叫んだ声は 雨音に 掻き消され 貴方に届かない...