溶け合う善意は油の様に はぐれ者を弾いてでも 器用さん達は不燃焼物 飽和状態で偽善を尽くして...
古い部屋を二段ベッドでふたつに仕切って 小さな窓もふたつに仕切って 谷底みたいな私の部屋の小さな机 本から目をあげて半分だけの空を見ても...
彼は 空が飛べると言った 同室 雨 黒い小鳥の鳴き声...
暗く染まる街の背景 白く染まる月のランプ 明窓を眺めていた 嘘に浸る映画の余韻...
それでも雨は降り続けます 天気予報が晴れだとしても やまない雨は無いというけど...
囚われたお姫様気取って 泣いていれば良いだけだ 世界を広げてしまっては 自分が小さくなるばかり...
鍵して隠した貴方への恋 明かさずに見ないフリ 爪を彩る色さえも 滲む・・ 古い泉の奥底へと 通じる道無き路を 辿り 貴方を織り成すの 私の全てを捧げても...
いなくなったのはいつも 私の方だったのに 振り返ってばっかりで なかなか進めないんだ 重たすぎるよカーテン 寝坊はしない太陽 信号待ちになるたび キミがいないことを知る...
時折ノックするキミのこと 気がついてたよ でも 聴こえないふりで毎日暮らしてきた 遠いあのころの記憶を抱きしめながら...
きみの香りが消えると 朝には何も残らない 窓をすり抜け出て行ったきみの夢は 空と溶け合う水色...