人気のない繁華街 遠くでぼやけた喧騒とライト 快速は臨時停車 行き先不明のタクシー 浮ついた足を拾って 寂しくなった手に触れた...
景色を切り裂いて 景色を切り裂いて 可能性に急かされた君は 時計を気にせずに 時計を気にせずに...
僕を連れてって 浸み込んでしまう前に 見えないまま掴みたいとか どうせ叶わないからさ 手はずっと濡れていて いつか落としてしまうこと...
真っ新自由帳にきみのエゴを挟んで透かした 透かしたから どこかで貰ったボールペンを握ってなぞった なぞったのだ...
何回も傷付いて ぽっかり穴が空いていたので 針を通して引き攣っていたんだよ...
飲み込んで 今 飲み込んで 朝の前奏 始まる前のこと...
あなたの 心を つかむため あたしは 隠れて 待っている 簡単には 見つからないように...
君の声を飲み込まぬよう縛って結んで風任せ 濁る薄暮 ひ弱な影は考えちゃいけないけど あたしを犠牲にする前兆 明日の天気は快晴に...
あたしに無いエネルギー この声だけにそそぎ込んでくれ 喜びも怒りもちょうど良く素敵にしてあげる...
離れ離れの街を繋ぐ列車は行ってしまったね 失くした言葉を知らないなら ポケットで握りしめて あがいた息を捨てて延びる今日は眠って誤魔化せ...