交わす言葉 強く想う 憂い抱いて 惑う恐怖 風は遥か時を越えて ―海は永久に時を謡い―...
東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 遠い地に 赴くわが身 別れ後も 春な忘れそ 錦に織られた絹衣 一重や二重に重ねられ...
長いそう長い時の果てに 砂の惑星が見た夢 青く輝くあの星は 何故にそう黒く染まって行く? 涙が零れ落ちた 命を抱き締めて 何故に彼等は 憎み合い...
手探りの夢は 存在を願い 偽りの愛も 真実に消える 忘却の彼方 空白の螺旋 デジタルの声を 押し流すノイズ...
浮き出す想いと 繰り返す祈り 暖め続けよ 心の声 融けていく この世界で 凍りついた 心に抱える想いをかち割らないで...
華やいだ街に独り 時忘人は くれない色に彩られた壁 背にして 行き交いし人など目もくれず 誰を待つ 古びた剣 右手に小さく祈り捧ぐ...
生きとし生けるもの 全てに捧ぐ 此の世に生を受けるは 神の運命[さだめ] 数多[あまた]の命 緋色[ひいろ]に燃やして 紫苑[しおん]に染まる夜明けに(茜色) 輝く陽[ひ]...
目覚めた刹那の予感 流れてく風香る 戯れ落ちていく色に 感覚を重ねていた...
闇夜を照らす月影 その光の下 集う 滅びの時を迎えた 世界に響くAria 願いを掛けて謳(うた)った 旅人は我と共に 伝承の記憶 紐解き 鐘の鳴る丘目指す...
涙を拭いて 心を開いて 想いの全てが 愛しい者に届くように 記憶の運びを信じて欲しい 悲しまないで微笑んで...