流る河 鋏(はさ)み 独り歩く 馬車駆ける 昼の神宮前 古い疵(きず)結えば 遥か遠く 視える艦(ふね) 穿(うが)つ臼砲(きゅうほう)の音...
So Merry Christmas サンタ・クロース 今年も夜のアイデア さぁ ヘイルメリー 赤いバラ 白く染めてよ僕のために...
降りそそいだ星粒の灯が 瞬いて 夜に溶け落ちた 花桜散る晩春の夕暮れ想う 遠き日 あなたと結いだ指...
蝉時雨の中 追いかけた幻 寂しくなんてないと 僕はひとつ嘘をつく 陽射し強くなって 手のひらを返して 「今年の夏は暑いね」 そんな季節も終わり...
あと少し近付くだけで 擦[こす]れ合う皮膚の 知っているその体温 感じるよりも早く 頭蓋の中にいつまでも 強く残る記憶...
月と星たちが、僕を照らしてる 火の粉舞う絨毯の上 目の前の君は、紅く照らされて 真っ直ぐな眼を煌めかせた...
微(かす)かな希望の残り火 どんな悲劇にしましょうか 妖艶に誘いかける 香りに魅せられるまま 瞬(またた)きの狭間に摘んでしまおう 破滅と共に 満たされてゆく 未来をあなたへ...