静かに明ける空の果てまで 吹き抜けてゆく風に運ばれ 漂う自由を夢見ていたあの頃 響き渡るは悲しみの声...
1. 泥濘の中より 咲き出づる 真白き花 君よ (どろのなかより さきいづる ましろきはな きみよ)...
キミは白くて甘いキャンディ いつもフワフワ弾んでる 一つつまんでいいかな?...
おまえが許すのならば この手から逃げぬように 紐で 縄で 鎖で つなぎとめてやりたい...
君はキレイ とてもキレイ (ササヤク ササヤク ササヤク) 愛してる...
ひとりきりの夜の真ん中 見上げた つめたい星空から 白い羽 ふわり散らし 舞い降りたひと 澄んだ青い瞳(め)を細めて微笑(わら)い 頬をつたう涙をぬぐい かじかむ手をとってくれた あたたかいひと...
歌い続けるさ この いのちのうた まだ探しているの 君はポツリ呟いた 青いイルミネーション 同じリズム繰り返した...
コートの前を固く閉じて 曇り空 僕は街に出る 行き交う人は うつむいて足早 体の熱と密やかな気持ちを仕舞い込むように 本当はそうじゃないのに 僕らは分からなくなって...
風よ爆ぜよ我と共に 帰る場所も今は遥か 遠く遠のく果ての果てへ いつか響け歌声よ 閉じた瞼の先に瞬いた篝火...
褪め切った街の 片隅に咲いた花に そっと触れた指先 感じる温もり 落ちては消えゆく 真白な雪のように...