晴れた空に向かって地面強く蹴って 砂についた影に重ねて走る 照りつける太陽は僕を追い越して 青い海に飛び込んで光を上げる...
七の色に彩られた 木漏れ日の差す庭に 君はいつも たった一人佇んでいた 不思議そうに見つめる僕を 茜色の瞳がそっと笑った 銀の鍵を外し 君に触れた...
行く先の見えない 霞んだ道だけが 足元に広がる 色を無くしている 影の色が黒く 重すぎる僕には 上を向く事さえ 出来そうになかった...
暗い暗い最果ての森の中 古い古い年季の経つ館 1人孤独住まう家の主 彼の家族は古い人形達...
いつもと変わらぬ信号待ちでの 車道を隔てた向こう側を見た 真っ赤に仕立てた厚手のコートの 女が微笑む その赤い色と全く変わらぬ...
ねぇ 目を開いて 見て この姿を ねぇ 動いて...
小さな掌にそっと 触れたあなたのその指先 「あたしを見つけてくれたの?」 問いかけは届かない あなたの瞳にあたしが たとえ映らないとしても...
愛を歌ってみても 寂しくて 完成のないパズルのような 虚しさをいつも感じてる 信じるものも 守るものも 本当は どうでもよくて 運命のような出来事ほど騙された気分...
ろっくみくにしてあげる ろっくみくにしてやんよ ろっくみくにしてあげる ろっくみくに してあげる...
眠りにつく 小鳥の群れ 静かさの裏に迫る恐怖 闇の中 月は爛れ 星は砕けて宵を飾る...