それは、嵐のように突如として現れ僕を指差して言った 「さあ遊びましょ、あなたの宝物は預かっているわ」 わけのわからぬ事をと周りを見れば、正気の沙汰なし...
片手じゃ足りぬ珈琲飲んで 真夜中二時に話し声 秘密を知るのはエンゼルフィッシュ...
何時しか点はてんでに繋がれ、籠の様に中心を囲う 「彼女」はぐるりとぐるりを見渡し、呆然とその場に立ち尽くす 何時しか天から見放され、異端のレッテルを貼られる 「彼女」はばさりとスカート揺らして、頭抱えその場にしゃがみ込む...
知らない間に遠くへ来てた 嘘みたいに軽い足で歩いた 温かな春の風に混ざって...
油絵の色彩、木々の香り 下駄の音、降り注ぐ蝉の声 ?...
迷子になっちまったか、お嬢さん まあ心配しなさんな、無事におうちへ届けるぜ なんて明日のことを喋っているからだろか...
微温い、日々を淡々と生き(繰り返す) 冷たい、言の葉がぐさり(気にも止めず) 熱い、喉の奥から何かが(意味もなく)...
月に生まれ 地に落とされ 今日も今日とて夜空見上げる...
ひとつ、人世の生き血を啜り ふたつ、不埒な悪行三昧 みっつ、醜い浮世の鬼を退治してくれよう...