卯月、言わぬが花 (影がない) 記憶、巻き戻し 逆再生 冬に出会ってしまった、あなたはだあれ ...
彼岸花が消え 少し肌寒くなったこの頃 仮装会と称して彼女は今日 主役となる お菓子を持ち合わせていない彼に 薄く笑い...
煙を辿ってみても 其れは唯の曇です 下を見下ろしても...
「プレゼントは何が欲しい?」 「しごとをしないパパ!」 少女は無邪気に笑った 男の表情、読めなかった...
いくらなんでも都合がいいね 塗り絵みたいな僕の人生 真っ赤な夕日に一礼、感謝 瑠璃色の研究所(ラボ)は変わらず今日も、...
ようこそ氷点下へ、入場料は無料です でもまあ、お心遣いとして身体の自由でも貰おうかな おやおや、じゃんけんで勝った余裕は何処へやら 太陽隠した白い空は、やがて雨を降らすでしょう...
「何でもない」と呟いた 崩れ落ちた歯車散らばった 人形は意思持ち去っていった...
「目を開けてよ」 半色した眼が見たくて、白い部屋に反響 独り言 「目を開けてよ」...
「目を開けてよ」 半色した眼が見えなくて、白い部屋突っ立ってた 「目を開けてよ」...
(空が曇り、どーんと鳴った) 夕立が降る ざあざあと...