セカイはどうやら 秒読みの終末を迎えてて どろどろのぐちゃぐちゃが ぜんぶ灰にするらしい だけどもどうやら ひとりだけこの世界救い出す ヒーローが選ばれて それがきみになるらしい...
堕落のカナン 乾いた神を視る 満たされ過ぎた今日で 潰れた旗にしがみつく群衆 羨望は絶望へ...
錆びついた針が 引き摺るように 動いて 長い夜を指し示す 眠れないカラダ...
足を 踊らせたら セカイへ 笑いかけて あたし AM:3:00(さんじ)の月 おどけて ピエロになる...
透明に零れ落ちた 砂に濡れるカーテン 伝えないことばかり 日々が思い出まで遮る...
夕立をひとりで 彷徨い歩く 赤い靴散らばる 森の奥深く 庭師が差し出した 楽園の罪 疑わないまま 微かに歯を立てる...
気がつけばもう こんなきれいなキモチ 満ちる 幼い胸のおくそこ 色が今にも溢れだしそうで 見上げた空に架かる 七色の橋...
指先は 逃さず 映す その靴 階段に 揺られる 額縁の 片隅 そっと 紙の鶴 羽ばたく 影像...
糸で結んで 惑うブルー 待つことは嫌い 鋏で切って 違うモデル 夢も見られない...
手折られてく ストレリチア 見つめる瞳が 雨の中で色を失くす 幼い腕のなかで 灼けたスコア そっと崩れおちた...