アクアリウムの蒼い照明 誘うは白昼夢 淡い午後の蜃気楼 暗く深い海の底で...
船出から はや幾数年 未開の地など もはやなく 船底に潜む 荷物の 幾つかは 投げ捨てられた...
朝五時頃池袋 生ゴミの薫り ひどく透明に近い服には...
海風に吹かれ立ち止まる 現在(いま)がどうしても捨てられず お馴染みの飯を掻き込めば...
お天気がとてもいいですね どこか出掛けたいと思いませんか?どうですか? ゆううつな毎日とは さよならをして...
それは君が僕に話した 来るべき未来 少しだけ悲しくて 本当は分かっていたよ どこにも辿り着かない 二人の明日・未来・祈り・全て...
麦藁の帽子と長い髪 ノイズの海に溺れて 曇りガラス越しにキスをした...
深い 深い 海の底に まちがいだらけが 住んでたとさ 上の 青い世界 夢見て...
月の灯りがさす下で 僕はそっと目を閉じた 美しく響き渡る君の歌を耳にする...
いつか叶うならば 何を願うのだろう その背に触れようと 手を伸ばしても遠ざかるだけ 「言葉にしないと伝わらないよ」...