滲んでく記憶と乾いてくアスファルト 耳鳴りの様に残ってく雨の音 澄んでく夕景 霞んでく君の影 メランコリックな空に 仮初のリフレイン...
ずっと夢に見ていた 眩(まばゆ)いステージ上に たった一人で立った 満願成就の夜に 私の足の下で それまで見上げていた 人達が私を見て 羨んでるわ...
降り頻(しき)る 雪に染められ ひとりきり 緩やかに 絶える言葉に 涙散る 淡い記憶に 惑わされ 風の便りに 宛てどなく...
月の光に染められて 蒼に彩られた 私に触れた恋心 きっと気づかなくて 温もりも、その冷たさも まだ感じられるのに 何故だろう 募る想いは あなたを見つけられぬまま...
少し暗くなった 帰り道一人 ビルの隙間すり抜け 月が昇る 携帯写った あなたを見ては 元気でいますか? なんてつぶやいてた...
風が荒ぶ赤い大地 頼りないよな泡沫は 長い時かけ 火星(ここ)に生命(いのち)を 惑星改造(テラフォーミング)の前線基地(フロント)...
瞳の奥に強く残る あの場所には 今も手は届かない 深く深くに沈んだ僕は 浮き上がることさえ許されてない...
巡り行く季節の足音 今年も訪れ迫り来る 力の限り 命の限り 御霊に捧げる夢紡ぐ...
夕闇の訪れ 争いの終息 降りしきる雨が この身を濡らした 始まりは唐突 咽返る慟哭 運命の過酷を 泣き歌いましょう...