眩しい光に目を細めながら 踏み出した夜に 冷たい日差しに手を隠しながら...
ホルマリン漬けにしたキミとずっと見詰め合ったまま ガラス越しにキスする 冷たい人差し指に淫らな花弁押し付けて 暗い夢へ落ちるの 白いドレス 薬指に輝くキミの薬指 生まれる前から死が二人を分かつ愛...
夕立 夏の香りから とけた氷まで 奏でられるハーモニー あじさい 君の好きな色...
２月１４日深夜零時 氷になりそうな雪景色の中 「やっぱり冬なんか嫌いなんだ」 犬を撫でながら君は呟いた...
消え入りそうに 光る電灯 声が二つ 静かに響く 刺さるように 冷えた空気 ぬれた電車 ドアが開く...
罪に濡れた指 What do U wanna touch？ すりぬける...
今宵も冷たき 底なしの闇へ 目を閉じて想う 愛し人の魂 帰らぬ君の美しい骸を抱いて 叶わぬ願いと知りながら...
街はあじさいたちの季節終えたのに きみの心はまだ雨で ひとり抱えた迷路 探し続けてた 新しい世界のドアを...
赤い影に 誘われて 意識の淵で 我に返る 世迷言（よまいごと）は 泥濘（でいねい）に沈む 只 只 只 眺めていたんだ...
冷たい風と 雪雲に乗って 君のとこまで 走っていくよ 秋にさよなら 冬を始めるよ 少しの間 嫌がらないで...