見つめた今の果てに 見つけた"1"の真理 無機な叫びは 空を切った声 これが真実ならば なんて虚しい世界...
僅かなる 残響と 髪を撫でる 旋律と 時を刻む 心拍と 指でなぞる 言葉たち 揺れて 触れて 揺れて 触れて 耳元で 囁いて 今だけの 嘘でいい...
見つめた先の霞んだ景色 堪え続けた不確かな今 叫び続けて消えていく声...
まだ続く 連想も視ず 感傷の 群れに添う 歪みゆく 視線の先に 残響を 告げ纏う...
無心に漕いだノアが 波に飲まれて 泥のように溶けて 投げ出された海 安寧は無い 約束も無い...
君は王女 僕の可愛い妹(こ) 運命絶った 悲しき少女 君を守る その術(すべ)分からず 僕はただ 刃を光らせる...
mm… 君は耳を塞いで いつも一人なんだね 僕は瞼を閉じて長い沈黙の中...
沈んでく意識で見た 空色は何処か くすんでいる 言いたい事は 何も無く 冷たいまま 散開して しまおうか...
どれくらいの時が経っただろう 残像たどる記憶の中 君はまだ透明なままで笑う 現実はただ無常に変わる...
深きあおき森に舞い散るは言の葉 ひとひら剥がれては音もなく降りつもる てのひらに掬い上げ旋律を吹き込めば...