漂う幻想の 切れ端を掴んで 妄想の檻の中逃げ込んだ どこにも行き場のない 湿った感情を ささくれた正論でねじ伏せた...
東の空笑う闇、胎動は遠く響く 欠けた月の裏側で 戦争が始まったらしい 飛ぶ鳥を撃ち落とした 少年は未だ帰らない 廃墟を穿(うが)つ掘削機(くっさくき) 埋もれたジャングルジム...
その時、僕は只、 恐くて、逃げ出したんだ 握った、きみの手が、 義手だったこと、知ってたのに...
いつもの朝いつもの道 変わらない毎日を歩く ふと気づいた 君はいつも 独りきりで止まっていた 晴れの日でも雨の日でも ここから出れはしないから 君は少し悲しそうに 笑って言ってた...
見上げた空 汚い色 私を沈めて 何も届かない場所へ ああ あなたが 手を差し伸べても...
また下らない巡り合わせと うんざりするわ何も見えずに 不快な息を吸い込み 繰り返し放つ弾丸は何処へ 誰が為か 意思も問わずに 背負わされた十字架は依然 ふざけた言葉を吐くか 思考狂わす what you so fuckin' noise...
水の底深く 一人歌う少女 自慢の美しい 尾ひれを揺らしながら 十五のお祝いに 世界を知る少女...
離れる影の中 流れる果ての歌 褪せた爪に思考を揺らす...
こんなにも歌い続けたって 変わらない私だけれども 聞いている人達は 変わってしまうのかな あぁ ディスクの中 忘れられてく夢を見た...
君から伝えられた悲しみを どこまで受け止められるだろうか 僕なら見える すべての感情を 包んであげよう...