繋ぎ合わせの未来に 置き去りにされてゆく感情 僕らはきっと都合善い様...
仮想の女神(ヴィーナス) 降り注ぐ摩天楼 生き死にの愛憎劇(ラブゲーム) 覆る現実(リアル) そびえ立つ享楽街(ソドム) 揺れない自己陶酔(アイデンティティ) 体内秒針(インナークロック)は止まらない...
まだ、世界は、まだ モノクロなんだ、まだ つまんないままだ まだ僕らはまだ...
「低迷、低迷、幻想ばかりだ。先生先生、世界を変えて!」 「ヘイヘイ!少年、朦朧してるぜ。安全優先?先細ってくぞ、ほら」 歪(いびつ)に吠えるギター、ゲインをとばせ そこには 小手先な意味は特にないけど...
この腐蝕(ふしょく)した 虚ろな非現実は 歪(いびつ)な音を立てて 現実(リアル)に変わる ほら捕まえた・・・ 終末の幻想の果ては 絶対の彼方...
禁断に記された 他文明との決裂 「檻族は変わらない」 それすらもただの知恵 宙には不気味な超直線を描く檻族 木々では無いらしい壁...
他愛もない乾いた笑い声がするけど 聴きたくもないから耳をふさいだ 読みかけの文庫に指をかけたまま サヨナラする前の音を聴いた...
身動きが取れない 食いつぶされてく 薄気味悪い笑顔に見える 病でも拾ったのか 小さく思い出した 誰にも分からないように 世界を抱く程に見えた 君の声とゆがまない笑顔とを...
瞳閉じて 浮かべた 言の葉 罪に背く 指先 深く沈んで 止め処無く溢れる想い 孤独 窓の中に映る夢 霞む光...
指先が 触れた 疑問に怯えて 指し示す 意図も 欺瞞に溺れて 恋惹かれ合うは 虚飾の園...