背中にあった翼は君と共に無くした 飛べた頃の記憶は擦り傷の様には消えてくれない 月が丘を行く 夜光虫を引き連れて 手付かずの一日が何も言わずに終わっていく...
地球色した 空よりとおく たどりつきたくて 何度も手をのばす そんな横顔 りりしく強く 心吹きぬける...
このハートに夢見る小鳥が住んでるみたい まだ上手に羽ばたくことなどできないけれど I wanna try to fly 憧れだけを抱いて...
どうして君は人に 嘘をついても平気そうなの きっと小さな小さな嘘が 嘘の形を変えてしまった どうして君は笑顔 誰に構わず見せてしまうの きっと難攻不落の壁の 向こう側では鬱が覗いた...
784次元削減 ピクセルのなか猫を尋ねる 予測は線形に回帰するが事実は神経ネットを再帰する 明解な真理問う命題 真偽を不明と答える声帯...
世迷いごとの瓦礫空いつも ため息に曇る よしなしごとの螺旋からいつか 飛び降りたいと願う...
からかう空 飛びたつ群れの外 僕は巣で ないていた 夕焼けは 君を紅く染め ただ冷たく 眠ってた...
眠る森の奥で 微笑む麗しき 少女のその手には 翳(かげ)り莫(な)き十字架(クロス) 悲しみは千里へ 愁いを道連れに 魔女の住む家まで 轡(くつわ)を鮮血(ち)に染めて...
黄昏に踊る魂 道標の北風 教えておくれ 彷徨える娘の往く道を 煌めく氷のティアラ 霜の衣翻し そっと囁く祈りの詩 時を越えて...