青空に揺れる陽だまりの中 僕達は旅立った 何もかも変えれると信じてた...
今年の桜前線は去年よりも早いらしい いつも見てるワイドショーのキャスターが言っていた 君が消えて2年目の季節...
薄紅の花が散っていく様を、 風花(ゆき)のようです、と、君は言いました。 甘やかに薫る君の笑顔は、...
交わり拒んだ 交わりの中で 人は背比べ 忍ばせる刃物 羽蟲が湧いた 理解の外側 意識の氾濫 洪水 剥がれる嘘...
我ら謂われなく灯せ 誰の為と言わぬまま歌え 神の如き群青は...
最強戦艦 軍縮条約 磊々落々 帝国国家 大将印のスクリュウ転がし...
光と影 雪は墨に溶けて 朧気なまま幸せそうに 望んで見た夢は 慈悲無く逆さに返る 風が吹き灯火が揺れた 水面は景色を変えた...
いつもと同じ朝、いつもと同じ歩き慣れた道 いつもと違うのは すくんだ足と まだ少し赤い目 新しい風が吹く 巡る季節を告げる ちょっと待って、もう少し、もう少しだけ 子供の様な我がまま 呆れる程抱え込んで 幾つもの黎明を、夕景を越え 映る...
乾いた空の下 瞼は覚めない 些細な記憶を無くしたくはないから 明るい窓の中誰もが知らない...
"拝啓 私へ 25歳の君に、今日がどう見えるかな?" 「あのね・・・」...