はらりはらりこぼれて落ちた 頬を伝う涙ひとつぶ ずっと君の幻を求めて...
揺らいだ波間の 光を眺めた 遠いあの場所 ただ憧れているだけ 触れたら壊れてしまう、泡沫が愛しくて...
キリンジ: 黒や？ 蓮之介: 白や？ キリンジ: 否や？...
桜、吹雪き道を染めた白き想い 色をつけて描くは戯曲 君と共に 風に舞い散る桜の如く 色香残し君はいずこへ 揚葉踊る憂き世の風に青き春は終りを告げる...
滲んだ 悦と憧憬 止まらない 胸が許さない 画面じゃ 映らぬ波動 鮮明に 殺す刺激も...
ときめき隠して 横顔を見つめたら 触れて溶けた吐息も 愛しくて 幸せな夢に 包まれて眠りたい...
さよなら天国またきて地獄 地獄の沙汰にゃあ神が啼く 赤目ヶ原の夕暮れ時に...
温もりなら覚えている 溜息さえ愛しいから きらりと光り落ちてゆく あの星の名は知らないで 黒く深い夜空を 見上げてきみを捜したの...
紅く この胸染める想い 遠く 君に歌う花詩（はなうた） 刹那、風に惑わされても 凛と 咲くや此の花...
流るる様なその髪の色は 街灯りが着けた色だ ライム色のネオンが醸す...