宵闇に月想 夜を越えて 闇を越えて 迎えに行くから そろそろ出発でえす いつもと違う朝 車掌が真っ黒に見える...
雪を溶かす程に燃え上がり 月まで届く様な恋心 甘き香り放つ花の様に 咲き乱れる時を待つ 貴方はとてもとてもとても遠き人...
若葉なびかせて 風は空まで運んだ 天に凍える金の月 見下ろす世界は色も見えない 乾く掌に 淡き花びら包んで...
暮れた夜の 街並み 見上げたら まんまるい月 るらら 真っ暗闇で 探し物は何 くすんだ夢 あの日とは違う...
月は今も変わらず 閑かに(しずかに)微笑みかける 微かに吹く風に揺られ 雲は流れる...
今宵、月はどこを照らすの？厚い雲に覆われた空 今宵、君は誰に抱かれているのか 雨に一人 泣こうか すべてを分かりあえると思い 期待などした自分を恥じれば 太宰を手に屋上に上がり この世などはと憂いてみせる...
月の魂（たま）よ 月の魂よ 宿れ 宿れ 宿れ 我らが魂と 宿れ 宿れ 宿れ 宿れ 宿れ 宿れ...
今宵ハ真月 悲シミ宴 今宵ハ真月 悲シミ宴 踊レヤ歌エヤ 悲シミ宴 今宵ハ真月 悲シミ宴...
あなたは美しい なんて言われる 毎日 私は月 あなたは醜い なんて言われる 毎日...
今宵の月は綺麗と 幼き頃、その柔さ（やわさ） 誓いの縁を切ったのはいつの日か...