溜息と共に流れて 何処かに詰まる凩(こがらし)。 アスファルトに描くまだら模様も...
#center(){#aa(){10月10日}} 火曜日 翠の木々 両手に眺めて...
何時迄も続いた 不確かな空想の先で見上げたのは 案外、いつも通りの空で...
屹度、忘れるね 私が居た事も 君が好きと云った此の聲から...
夕景 独りで引き摺る影 五時の鐘と嘘数える声...
水面を跳ねた 小さな陽が幾つにも 光を撥ねた 刹那は往時に 薫り立つ鱗粉は碧の空へ...
小鳥が鳴いて飛び立つのは 夕景が青に染まるから 何処にも行けず漂うまま...
白い花 咲く 言葉の地平と オモカゲ石の 灯台...
風に吹かれて僕らは 熱っぽい嘘を探してた 嫌いになった信号を...
所詮はあなたも人間だったんだ。 感情ばかり育て上げていた。 思い出の数で物語る人生は、...