朝を告げる鳥たちが今日もやってきた 森の中をさえずりが こだましている 最近では風向きも南から北 無意識に口ずさむ 明るい歌を...
唄う春の呼び声が 痛いほどに耳を差す 嗤うような木漏れ日の下...
さくら ひらり ひらり 落ちて 籠の中にひとつぽつり 空を見上げ 手を伸ばすとき...
春色の想い奏で それは長い過去 君らの足跡だよ そこにある君の意識...
ちいさな若葉がのびるよに りょうの手 空にさしあげて 大地のかおり すいこめば わたしが緑にそまってく...
咲き誇る花に希望を抱いていた でもただ散る花びらに 僕は自分を重ねていた...
存在価値も見当たらず 僕は僕の息を確かめてる 教室の隅で寝たフリ...
春と 秋と 桜 楓 芽吹く 枯れる 花よ 森よ 歌う 歌う 鳥よ 虫よ 君に 届け この歌声...
巡る春をいくつ数えたでしょう 咲く花がどうも悲しみに似てしまう 黙る傘の雨もいつかのこと さよならは花の夢を見る...
春の風に花が舞って少し肌寒く 仰ぐ青が眩しいからただ目を細めた 筒を抱えほんの少しまだ痛い胸が...