ミルクの底に沈む冬のかけらを 静かに飲み干したら 止まらない涙はもう 夜の街にポツリと灯りをともす...
ぐるぐる回る 季節は巡る 僕と 君は 変わらないまま 手探りだけど 進んだ道が 今日も 明日も 続きますように...
沈んだ 地平の 彼方へ 虚空に 残った その理由＜わけ＞ 心の 真ん中 探して 揺らめく 儚い 陽炎...
春は川を追いかけて ほろり 笛は ふらり 音広げ 夏は雲に寄りかかり...
鏡に映った花の如く散りゆく 夢現 幻弄る手は空回り 窓からチラリ 姿覗かせた（僕らは）...
今宵の月は 切れ味のよい刃 藍色の空 夜道に赤いはなびら 胸をかき乱す 幻影の彼方に ちりばめた星よ 一夜限りの夢 想い染めた春は いづこへ...
行く時が 攫う氷塵 かがり火が嗤う道のり 「旅人よ この冬の終わりは？」...
やさしく輝く 月のように あなたが あなたが 泣けるほど 暖かくて やさしくわたしを 抱きしめて...
そっと 積もる雪に ひとりきりで 耳を傾け 凍えそうな心を抱いて 夜が 更けてゆく ★あなたも 今 わたしと同じ 月を見つめてますか？ 涙に濡れながら あなた 恋しい...
色分け：鏡音リン・鏡音レン {「またいびきかいてる...」} {図書室の端の特等席が、春になって変なやつに取られた。} {私が隣に座るとすぐさま起きる。}...